配偶者控除が廃止された日本で起こること

配偶者控除が廃止された日本で起こること

配偶者控除が廃止された日本で起こること

103万円の壁は撤廃されるのか?

配偶者控除廃止に関する議論が日に日に高まっていますね。配偶者控除とは、扶養されている妻が無収入であったりパートで働いている状況で、妻の年収が103万円以下の場合に、夫が所得から控除できる税制面での優遇措置です。

103万円を超えると、配偶者控除の対象から外れるため、妻のパートやアルバイトを103万円以内におさえることが多くのサラリーマン家庭でおこなわれています。最近この103万円という配偶者控除制度を廃止にする方向で議論が進んでいます。

夫婦共働きも税軽減 配偶者控除見直し検討

2016/9/10付日本経済新聞 朝刊

政府税制調査会(首相の諮問機関)は9日に総会を開き、2017年度税制改正に向けた所得税改革の議論を始めた。専業主婦の世帯を優遇する配偶者控除を見直し、共働き世帯の負担も軽くする「夫婦控除」の創設を軸に検討する。増税になる世帯が出るため、実現には曲折が予想される。

引用:日本経済新聞WEB版

配偶者控除を廃止する狙いは、主婦の社会進出(つまり共働き)を促すことです。103万円の壁が存在することで、主婦の働く時間が制限されてしまうということでしょう。ただ、夫の扶養から外れるということは、当然妻にも社会保険料の支払い義務が生じることになります(130万円超えのケース)。

専業主婦が労働市場に流れ込む一方で…

配偶者控除が廃止されれば、多くの専業主婦が労働市場に流れ込むでしょう。その一方で配偶者控除の恩恵を受けている1500万人が、実質税負担が増える可能性もあります。完全に撤廃されれば、年収600万円世帯の場合、約7万円程度の負担増となるらしいですね。

103万円の壁が撤廃されても、中途半端に働くくらいだったら負担が増えてしまうので、ガッツリ働く女性が増えるかもしれません。つまり年収180万円とか200万円を目指してフルタイムに近いスタイルで働くということ。

もう一つの影響とすれば、結婚にメリットを感じない女性が増え、今まで以上に未婚率を押し上げてしまう可能性もあります。専業主婦の旨味が消えてしまうからです。

日本の女性の社会進出は世界的に見ても遅れているので、これを機会に多くの女性が社会で働く世の中に移り変わっていくかもしれません。子どもを産んでも働くのが当たり前の風潮になるかも。まさにグローバル化です。

老人大国、老後崩壊、人口減少、女性の社会進出、そして移民受け入れ政策による外国人流入…

カオスな世界がもうそこまでやってきています。

 よく読まれている記事

10月4日は投資の日だって知ってた?
10月4日は投資の日だって知ってた?

10月4日は投資(10+4)の日だって知ってた? 先日、10月4日は投資の日(語呂合わせ)だとして、日本証券業協会が投資キャンペーンをおこないました。以下は東京MXTVのニュースで…

なぜ人は「金の投資詐欺」に簡単にダマされるのか?
なぜ人は「金の投資詐欺」に簡単にダマされるのか?

金の投資詐欺で被害総額6億円超 NHKニュースで金の投資詐欺事件が報じられています。260名から総額6億円以上をだまし取っていた詐欺事件。 金の投資話で詐欺容疑6人逮捕 金の延べ板…

ドイツ銀行破綻危機
個人投資家cisが先日の大暴騰(21年ぶりの上げ幅)で15億の損失

個人投資家のcis氏が日経225先物&OPで15億円を失う 先日の大暴騰は今年一番の上げ幅を記録しましたね。前日比1343円43銭(7.71%)高です。今回の爆上げは、個人投資家を…

「破綻する破綻する詐欺」のドイツ銀行
「破綻する破綻する詐欺」のドイツ銀行

破綻危機にあると言われるドイツ銀行。 「国民は10日間の食糧や5日分の水、現金を準備せよ!」 【ドイツ危機】集団訴訟がドイツ銀行の息の根を止める? 連日のニュースであれほど「破綻す…

資産2億円サラリーマン投資家”キクチ氏”
大穴銘柄のみ狙い撃ちして【資産2億円】を築いた株式トレーダーの手法を解説

資産2億円サラリーマン投資家”キクチ氏”とは? 別冊SPA!特集記事「億超えトレーダーが語るここまで稼いだ技」の中から、キクチ氏の手法を紹介する。 キクチ氏は32歳のサラリーマンだ…

独学で60万円を7年で3億円にした”億り人”現る
独学で60万円を7年で3億円にした”億り人”が語る「大化け銘柄選定と集中投資の重要性」とは?

独学で60万円の元手をわずか7年で3億円にした「億り人」現る やはり株は成功すると大きいですね。わずか7年で60万円の元手を3億円にまで拡大させた強者がいます。堀哲也氏です。 彼は…

資産200億円投資家cisに迫る
伝説の株式投資家cis(資産200億円)についてわかっていること

個人投資家cisが先日の大暴騰(21年ぶりの上げ幅)で15億の損失 数日で40億を稼いだcisがブルームバーグに取材された cis氏をご存知でしょうか。200億円投資家であり、たび…

老後に必要な預貯金2875万円(前年比▲312万円)
老後に必要な預貯金2875万円(前年比▲312万円)

老後に必要とされる預貯金は2875万円 京都中央信用金庫による「豊かな人生を考える」調査結果で、老後に必要な預貯金額が発表されました。前年調査と比べて312万円減の2875万円です…

安倍総理の答弁で現実味を帯びる「年金減額」
安倍総理の答弁で現実味を帯びる「年金減額」

年金支給額が賃金に応じて変動することになる 若者の年金が減額される可能性は、耳にタコができるほど聞かされていますね。とはいえ、それでも払った分はもらえるはずと信じている人は少なくな…

なぜ人は「金の投資詐欺」に簡単にダマされるのか?
老後崩壊(下流老人)は他人ごとではない

”老後崩壊”と”下流老人” 今回も未読雑誌からのピックアップです。週刊東洋経済(2015年8月29日号)の表紙は衝撃的です。『下流老人 貧困、病気、孤独…老後転落に備えよ』ショッキ…

「小口ラップ口座」が個人のお金を虎視眈々と狙っている
「小口ラップ口座」があなたのお金を虎視眈々と狙っている

「小口ラップ口座」があなたのお金を虎視眈々と狙っている 最近ニュースでよく耳にする「ラップ口座」。 ラップ口座、陰る成長 運用苦戦で細る資金流入 ラップ口座残高4年ぶり減 6月末 …

相場ゼミ第3期【検証とレビュー】その3
漫画『インベスターZ』で学ぶ投資心得とは?

買っていい株 ダメな株 今回(2015年4月25日号)の週刊東洋経済の見出しはインパクトがあります。『特集 買っていい株 ダメな株』というタイトルです。 週刊東洋経済(Amazon…